着せ替えアプリ ポケコロをやめたら

 

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可愛い着せ替えアプリ

「ポケットコロニー」略してポケコロ

基本的な遊び方は自分のアバターや、自分の部屋、コロニーと言われるものをゲーム内で手に入れたアイテムで可愛くしたり、ほかのゲーム内の人たちとコミュニケーションをとったりして遊びます。若い人から大人まで様々な年齢層の人がやっているアプリゲームです。

 

最初に

誤解しないでほしいのは、私はポケコロが大好きだし、批判のためにこれを書いたわけではないということです。可愛いアイテムを作り出す、デザイナーの方々は本当にすごいと思います。

 

ただ、このゲームを私は勉強そっちのけで四年間やり続けてきました。中学から、大学にかけてずっと。今回やめた経緯としては、使えるお金が増えたことによって、課金の程度が大きくなったこと。割く時間がだんだんと多くなっていたこと。

 

私がこのブログをかいたのは、やめなければいけないと、「ポケコロ 辞めたい」とか、「ゲーム 辞めたら」とか、必死に探していた昔の自分と同じ悩みをもつ、小学生中学生高校生に伝えたいからだった。だから、私生活とポケコロなどの趣味を両立している方には、そのままでいてほしいと思う。

 

私は、ただ、のめりこんで、どうしようもなくなってる人に伝えたい。

「それはデータだよ」

って。よく言われる言葉だけれど、この一言に尽きます。

あなたが依存してるのは、スマホの中でしか存在しない楽しい架空世界。

運営さんが管理している何メガのデータ。

それは、消せばほんとに、何も残らないものでした。

私が消したきっかけ

先ほども述べたけれど、課金の幅が大きくなり、時間がとられてしまうことにずっと悩んでいました。この記事を読んでくれる方の中に同じ状況の人がいるかもしれません。

 

悩みつつも何となくインして、フレンドと話したり、自由掲示板を読んでみたり。私の場合、(当時のポケコロはイベントがつづきながら、新ガチャが出続けるという多忙の時期だったので)イベントもこなしたり。

 

欲しいアイテムを手に入れて嬉しくなったのもつかの間、また、新ガチャのSR,Rが欲しい。イベントで上位に入りたい。レべ高のコーデをするために、あのアイテムをフリマで手に入れなきゃ。

いっぱいいっぱいになっていた、その時に、今まで感じていた

 

「これって今後何になるんだろう」という思いが強まったんです。

 

ありませんか?やることに追われて、逃げたしたくなる時。その時の私は、まさにそれで、「遊び」が、もはや「義務」になっていたんです。

 

それでやめようと思ったけれど、自分で退会ボタンを押せず。。。

最後は、悩みに悩んで、親の指を使って、退会ボタンを押しました(笑)

 

次は、ゲームを消したことで消えたものと得たものを書いていきます。

 

消えたもの

ポケを退会して消えたものは

  • アイテム

ドナをためて、ガチャで必死に出したSRアイテム。フリマで値段が安くなるまでずっと見張って悩みながら購入してきたポケコロで価値の高いアイテム。課金してホクホクしながら手に入れたアイテム。これはまあ、そうだよねって感じよね。色々こういうゲームやめた、みたいなサイトにも書かれているし。

 

  • 築いてきた友人

ポケコロの中で仲良くなった友達。

私はそんなに多く作る人じゃなかったから、150人くらいでした。その中でも四年もやれば、もう気持ち的にリア友よりも好きだった人もいたし、相手も「古友さんで大切」と思ってくれてました。誕生日を祝いあったり、リア友や家族に相談できないことも相談したこともあります。が、消してみたらどうでしょう。

 

その人と話すことはまずできなくなるし、する手段も消えました。繋がりがないのと同じです。私が退会した後に、様子が気になって、もう一回別垢で入っても、その「大切」な人はさして、いつもと変わらない。そんなもん。数か月たったらもう大半のひとに存在も忘れられます。

 

「そんなことはない、リアルでも繋がってるし」

 

という人もいるでしょう。私もその友さんとカカオでつながってた(ほんとは違反なのでやめましょう)けれど、数日すれば、連絡もなくなりました。「ポケコロ」を通じて繋がっていたから、その繋がりがなくなれば、縁がきれるのも当たり前なんだなと思います。また、リアルでつながれば、いい人もいるけれど、今後明かされた個人情報がどのように使われるかわかりません。安易につながらないことを強く勧めます。

 

 

 

得たもの

私がこのゲームに毎日費やしていたのは平日四時間程度、休日五時間です。

ゲームの基本的なクエストなどで30分。その他もろもろ、三時間強(笑)

一日で4時間、一週間で28時間、一か月で112時間。

一日24時間だから、一か月で4日間無駄に、一年で48日、4年で192日。

 

この時間が無くなります。浮いた時間で新しい趣味を始めてもいいし、ぼーっと過ごすのもいいかもしれません。ぼーっとというのは、色々気づくことができますし。私の場合はその時間にいろいろ気づけました。何に気づいたか。まず、ポケをしていた時はイベントやガチャ、アバターの良さや、コミュニティのことしか考えていなかったけれど、今まで放置していた自分の現状が見えてくるようになったんです。

 

ある時はふと鏡を見てみたら、荒れた肌にニキビ、荒れた髪、生えまくってる眉毛達などと対面をはたし、気にしなかった身だしなみに気を遣うようになりました。またある時は今まで逃げていた人間関係、親との関係、「これから私は何になりたいのか」と将来も考えるようになりました。

  • 課金していたお金。

これは大きい。一か月千円から、だんだん大きくなり、三千円、五千円、一万円と消えていったお金が浮きます。ガチャなどでは欲しいものはもらえるか確定しないけれど、現実では確実にゲットできますよね。。。十万円でもあれば、大体の趣味を始められるし、おいしいものも食べられるし、自分磨きにも、と。

一つのアイテムより、より多くのものが得られます。これは断言してもいいです。

 

最後に

ポケはアバターを磨けば磨くほど現実のように、ちやほやされ、現実では得られないものが得られますよね。求められる感覚。居場所がある感覚。優越感、楽しさ、などほんとにいろいろ。つまり、現実に居場所がない、つまらない、と感じている人ほど、依存しやすいものだと思います。

 

ポケコロというゲームに飽きつつも、続けている人は、今まで一生懸命貯めてきたアイテム、人間関係が、壊れるのが怖いから、やめられない人、だと思います。私もそうでしたから。実際にやめてみて、確かにそれは全部消えましたが、それ以上に得られて物がありました。

 辞めることが難しい、と感じるのは今だけです。

今の私はやめてよかった、とほんとに思います。

 

最初だけです。最初の三日だけ。

退会は無理でも、一週間以上、アンストしてみてください。やり方は簡単。ホームでアイコンを長押しして、上の×を押すだけ。

そうすれば、ポケコロのことを徐々に忘れます。

 

実際、この記事を書こうと思ったのは、私自身、すっかりポケコロについて考えてないなと気づいたからでした。実は、他の人に消してもらってから今、1週間。たったの1週間でこの記事を書いています。

 

繰り返しますが、どんなに友がいようが、アバターがすごかろうが、「データ」です。

消せば、消されれば、あなたが費やしてきた時間、お金、何も残りません。

残るのは、費やされた時間、です。

 

余談

この記事は

 「大好きな居場所のゲームをやめたら、私、どうなるんだろう」

そう考えていた昔の自分への返答でもあります。

私の選択は間違ってなかった、と言ってあげたいです。

 

今後私がどうなっていくか、時期を開けて書こうと思います。